
「自分のところは大丈夫」
2023年の豪雨災害でその意識がガラッと変わりました。
復旧も追いつかないうちに再び被害を受けた地域もあり「備えておくって本当に大事なこと」と実感しています。
今年もまた大雨の季節がやってきましたが、みなさんのお宅の浸水対策は万全ですか?
浸水対策に効果抜群の「止水板」
最近では、被害を経験した施設や店舗などで「止水板」を設置しているのを見かけるようになりました。
聖霊学園高等学校「止水板導入プロジェクト」
https://www.akita-seirei.ac.jp/highschool/info/topics/15818.html
「止水板」は玄関などの建物入り口に設置して水の侵入を防ぐもので、軽量なアルミ製が主流です。
正しく設置すれば土のうよりも早く・確実に防水できますし、繰り返し使えるので長期的に見てコストパフォーマンスが良いといえます。
家庭用にも設置できるタイプがありますので、導入を検討してみてもいいかもしれません。
止水板を設置するにはいくらかかる?
止水板の設置費用は、種類や設置場所、施工の有無によって大きく異なります。目安としては以下のとおりです。
1.簡易タイプ
価格帯:1枚あたり 2万円〜10万円前後
内容:玄関・勝手口・窓・車庫のシャッター前などに自分で取り付ける。低コストだが、止水性能は製品により差があるため信頼性の高いメーカー品を選ぶのが大事!
2.中〜大型タイプ
価格帯:1ヶ所あたり10万円〜30万円程度(部材+施工費)
内容:住宅の開口部にアルミやスチール製の頑丈な止水板を業者に取り付けてもらう。施工期間は1日〜数日(基本的に現地調査が必要)。
3.自動展開・電動タイプ(施設向け)
価格帯:数十万円〜100万円以上
内容:個人宅にはほとんど使われない。医療施設・店舗・地下入口などで採用例あり。
💡補助金が出る可能性があります!
秋田県では、令和7年度住宅リフォーム推進事業のうち「断熱・省エネ性能の向上、防災減災に寄与するリフォーム支援」として、“戸建て住宅の出入口・窓・床下換気口に浸水を防止する金属板やマグネットシート等を設置する工事及びこれに附帯する工事”には「工事費の10%、最大8万円」の補助金があります。
上記の1.簡易タイプのような、既製品を置くだけの、工事を伴わないものは対象外ですのでご注意ください。
⭕対象になる例
・床下換気口にマグネットシートを貼るための金属板を工事で取り付け、マグネットシートは災害時に取り付ける
・玄関ドアに止水板をはめ込む枠を工事で取り付け、止水板は災害時に取り付ける
・玄関ドアを止水性のある扉に変える
❌対象にならない例
・土のう袋、持ち運び式の止水板、床下換気口にはめ込む金属板等の製品を納入してもらっただけで、工事が発生しない
・建物の開口部や床下換気口ではなく、門などに止水板を設置した工事
秋田県「令和7年度住宅リフォーム推進事業について」
https://www.pref.akita.lg.jp/pages/archive/86382
止水板と補助的な対策を組み合わせて万全に

止水板が設置できない場所には、土のうや水のうを併用しましょう。
最近では紫外線に強く、長期間保管できる高性能な土のう袋も販売されています。
よく見かける安価な土のう袋は使い始めると1週間ほどしかもたず、未使用でも数年が使用期限です。
2023年の豪雨のときに用意した方も多いと思うので、状態をチェックしてみてくださいね。
家にあるものでも、工夫すれば浸水を防ぐことができます。
・レジャーシートを敷いて、プランターや水入りのポリタンクで押さえる
・水を入れたビニール袋を段ボール箱に詰めて隙間なく並べる
・水を入れたビニール袋で排水口(お風呂・トイレ)をふさぐ
秋田市「大雨への備え」
https://www.city.akita.lg.jp/suido/1040911/1031703.html
ご自宅の構造や立地に合わせて、どのような浸水対策が合うか検討してみましょう。
浸水対策のご相談もお気軽にお寄せください。
建物を活かして、楽しく快適に暮らす。
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