食品庫の収納術を紹介! リフォームにも新築にも取り入れたい優秀空間「食品庫」

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食品庫のイメージ

近年、自宅にストックしておく食品の種類が変わりつつあります。

 

日常で消費する食べ物はもちろん、災害時に備えておくべきものが増えてきています。

 

又、冬が長い地域では“おうち時間”を充実させることも重要です。

いまやネットでポチっとすれば気軽に買い物ができる時代。

 

  • 今までよりも一度の買い物量が増えた
  • こだわった珍しい食材を買ってみた

 

など、備蓄、整理する場所に困り始めている、、、

 

そんなケースを解消してくれるスペースをご紹介します

 

食品庫(キッチンパントリー)でおすすめの収納術もご紹介するので是非ご活用ください。

 

食品庫を取り入れてスッキリ収納!

 

リフォームや新築をお考えなら、キッチンから短い動線で使用可能な食品庫スペースを確保することをおすすめします

 

キッチンや玄関に近いところに食品庫のスペースを作ることで、次のようなメリットがあります。

 

  • 購入した重い商品をすぐに収納ができる!
  • 置きっぱなしで片付かない状態にならない!

 

置きっぱなしで片付かなくて、いらいらすることもなく整理整頓!

すぐに収納ができるお家は魅力的ですよね

 

それでは、食品庫がどんな優秀空間を作るのか詳しく解説していきましょう。

 

食品庫はキッチン周りを楽しいスペースに変えてくれる

 

食品庫を作るメリットは次の3つです。

 

  • 「おうち時間」の増加に伴い、備蓄しておく食糧も増加すること
  • 時間短縮につながる
  • 家にある現在の食料が一目でわかるためムダ買いが激減! 食費の節約

 

すっきり収納されることや、食料が充実していることなどから、満足感も得られてキッチン周りを楽しいスペースに変えられるのです。

 

加えて、食料品は保存場所や賞味期限など限定的な条件があるものがほとんど。
オープンなキッチンを希望する方が増えている一方で、パスタ、カップラーメン、缶詰、調味料といった生活感が漂う食料品の保存量が増えると・・・

 

素敵なキッチンを演出したい! VS 充実したおうちごはんを作りたい!

 

こんなジレンマがありませんか?

 

素敵なキッチンはスッキリしてるでしょうし、充実したおうちごはんを作るなら、ある程度の量や種類が必要になってきます。

 

「二兎を追う者は一兎をも得ず」という言葉にもあるように、理想と現実を叶えるのは中々難しいものです

 

しかし、食品庫があれば生活感を出さずに整理しずらい食料品をしまうことができます。

 

まさしく「素敵なキッチンを演出したいけど充実したおうちごはんも作りたい」という理想を叶える救世主にもなるのです

 

デメリットは「間取りを考える段階での話し合いが重要」というひと手間が生じる点です。

 

最近では整理収納のお助けアイテムが充実しています。

ネットでは様々な収納テクニックが手に入りますよね。

その中には、ご自宅でも活用していきたいと思う情報があるはずです。

 

しかし、正確な情報の把握をしていないと…

 

  • ムダなスペースが生まれる
  • 買ったのに使えなかった

 

など、「ムダ」になってしまうことが起こり得るのです

 

残念な状況を生み出さないためにも、「間取りを考える段階」で、正確な寸法と形状と、物量を計画しておくことをおすすめします

 

遊び心を取り入れれば、気分の上がる空間にもなる

 

食品庫はその家の生活に密接に関わってきます。

 

食材や調理器具などキッチンまわりで必要となる物は大変多いため、収納場所に困ってしまうこともありますよね。

そんなときに、食品庫を活用すると、すっきりと片付いた状態を保つことができるのです

 

加えて家族しか立ち入らない小さなスペースなので、遊び心を取り入れられます

居室に使うのはためらうような、思い切ったデザイン・色のクロスを選ぶのもいいですね。

収納スペースとしての機能を果たしながら、気分の上がる楽しいスペースになりますよ

 

生活感が出てしまうものは食品庫に保存すれば、来客の視線も気になりません。

こだわって選んだキッチンの雰囲気を壊すことなく、楽しい「おうち時間」を演出できます。

 

しかし「食品庫があるから大丈夫!」というわけでもありません。

効率の良い収納を作るにはたくさんの方法がありますから、自分に合った収納術を見つけて実践しましょう。

収納のコツは「使用頻度別に置く場所を分けること」

食品庫を作る最重要点はスペースの確保

トライでは、住宅の規模や必要量などを考慮したプランで食品庫の設置を提案しています

 

  • 扉付きの食品庫
  • 可動式の棚板を付けた食品庫
  • 約1畳のスペースの中に入っていけるような食品庫

 

過去には、このようなお客さまに適した食品庫を提案してきました。

 

 

付ける場所も動線や他のスペースとの兼ね合いも考えなければなりません。

そこは設計士が経験と知識をもとに適正な場所に設定するので、一緒に考えることが出来ます。

 

  • 「どんな雰囲気の扉にするのか?入り口枠の形は?」
  • 「壁紙クロスはどれにする?」

 

ワクワクする打ち合わせを経て、便利で楽しい食品庫を作りましょう。

 

スペースが出来たら収納の計画を立てます。

まずは使用頻度別にしまうものをグループ分けして下さい

 

収納のコツは次のとおりです。

  • 重いものは最下段
  • 使わないものは最上段
  • よく使うものは胸から腰あたり
使用頻度別に分けた置く場所のイメージ

 

一番収納しやすく取り出しやすいのは、胸から腰のあたり

持ち運びがしやすいように、胸から腰のあたりに細かいものや使用頻度の高いものをしまいます。
目線的にも見やすい位置になるため、飾りながらしまっていくと良いですよ。

 

かわいいバスケットにスナック菓子をいれてしまったり、パッケージがかわいいものなどは整頓して並べるだけで雰囲気が出ます。

 

どこに何を置くのか、棚板に直接マスキングテープを貼って目印にするのもよいでしょう。

 

下部には重たいものや大きいものを収納

大きい容器の調味料、お米、ペットボトルといった重たいものや、大きいものは最下部に収納しましょう!

 

棚板の奥行きが深い場合は、キャスター付きの大きいかごを用意すると良いです。

引き出して使えば新たに買ってきたストックも後ろに収納ができますよね。

 

 

どこに何をしまったか忘れがちになる部分でもあるため、取っ手付きのかごや重ねて置けるボックスなどを使用すると便利です。

 

細かく分け、ラベリングしましょう。

大きさと色を統一させると見た目がすっきりします。

 

使用頻度が少ないものは最上段に収納する

使用頻度が少ないものは、最上段に収納するようにして下さい。

 

「使うことが少ないんだから大きいものと一緒に入れておいても良いのでは?」と思うかもしれません。

 

しかし、大きい入れ物にいっしょくたにしてしまうと

 

  • 取り出すときに、重いからこそ危険
  • 使用頻度が少ないため、所持していることすら忘れてしまう

 

危険やムダ遣いを招いてしまうこともあるため、あまり使わないものこそ丁寧に分けるのが収納のコツです。

 

そのままの状態でしまうときは、目隠しにお気に入りの布生地などでカーテンを付けるのもいいですね。

雰囲気を出せるほかにホコリ対策にもなるので一石二鳥になります。

 

食品庫にちょうどいい収納には100均グッズの併用がおすすめ

また食品庫を活用する際には、100均のアイテムを使えば散らからない収納も可能です。

 

100均アイテムというと

 

  • 壊れやすい
  • 扱いにくい
  • 色落ちが早い

 

など、気になることもありますよね。

 

 

しかし最近の100均アイテムは、

 

  • 使える
  • 扱う場面によっては壊れにくい
  • 色落ちも気にならない

 

などの工夫された商品が増えてきたのです。

 

 

特に、以下のようなアイテムは壊れにくいので十分活用できます。

 

  • バスケットや箱(ボックス)
  • マスキングテープ
  • マグネット

 

食品庫には100均アイテムの活用がおすすめです

食品庫を取り入れて、楽しいおうち時間を作りませんか?

節約、理想的な収納、楽しいスペースになるなど、色んな面でメリットの大きい「食品庫」

 

トライでもおなじみになりつつあるスペースです。

新築やリフォームの際は是非取り入れてみませんか?

 

毎日の生活がより豊かで楽しいものになるはずです。

監修・執筆

コウキ / 設計・デザイン

トライでは、お客様の思いや理想に重きを置き、住まいづくりを進めていきます。 “自分だけの暮らし方”を楽しみながら一緒にカタチにしていきましょう。